以前よりひとりでコソコソ株式投資をしていましたが、最近旦那にも一緒に勉強してもらおうと株式投資歴20年のもひこは、はばっちに少しづつ株式投資を覚えてもらうことにしました。
じゃあはばっち、楽天証券を見ながらさっそく続きをやっていこう!
①業績が伸びているか確認(売上・営業利益・経常利益・純利益)
②当期純利益÷発行済株式総数で1株益(EPS)を計算
③株価÷1株益でPERをチェック
PERの割安って何倍??
実際にPERが何倍以下ならお買い得かというと、歴史的に見ても、世界的に見てもPERの平均は15倍なんだそうです。しかし、JPX(日本取引所グループ)のデータを参考にみてみると最近の東証1部は、PERがおおむね25倍くらいまで上がってきているようです。これは全体的に業績が悪化しているか、投資家の日本企業への期待が大きくなっているかどちらかということになります。
PERの全体平均が15倍なので1株益が減らないという見通しの株にかぎり、PER 15倍以下ならお買い得!といえるのです。
しかし、15倍はあくまでも全体の平均であって、業種によってPERの平均値は異なってきます。
また、PERを見るうえで考えなければいけないのは、今後会社の業績が悪化しないかどうかです。仮に現在のPERが25倍でも、会社業績が悪化していく場合には、1株益が減少してPERは高くなってしまいます。
そのため、気になる銘柄を見つけた際は、まず同業他社、業種平均のPERも確認しましょう。
アサヒビールの今期予想PERは何倍??
えーっと、、、、アサヒビールの今期の予想PERは・・・
じゃ、来年の予測に対しての現在のPERは??
16.22倍・・・??
ついでに同業他社の、サッポロホールディングス(2501)とキリンホールディングス(2503)の予想PERは何倍??
大切なのは、「予想PER」!!
ネット証券が提供する情報には予想PERが掲載されていると思いますが、ただPERと表記されているものもあるので、その際はそのPERが実績値なのか予想値なのかを確認しましょう!
ちなみに、平均PERは各業種によって変わってくるんだけど、もひこは大体15倍程度を一つの指標としているけど、他の指標と合わせてみてPER20~25倍くらいでも、お得と判断することもあるよ!
将来の1株益がどうなるか考える
業績が安定している会社の場合、PERが15倍以下なら割安と説明しましたが、安定どころか逆に利益をぐんぐん伸ばしている会社の場合はどうでしょう。
例えば株価3000円、PER30倍、1株益が100円の会社があり、毎年30%程度の成長が続くとします。今までの説明だと15倍より大きいので割高ということになります。
しかし毎年30%ずつ成長する場合、1年後の1株益は130円、2年後は1株益は169円、3年後は220円とぐんぐん伸びていきます。
そのため3年後に1株益が120円の株と3年後に1株益が220円に増えそうな会社の株、どちらを買うかといえば当然利益が出そうな後者の株を買うと思います。
つまり1株益がぐんぐん増えていくだろうと期待される会社の株は人気が出て株価は上昇し、PERも高くなるのです。
なので、もしこの会社のPERが20倍だとしても、1株益が伸びそうなら「PERが平均の15倍より高いから買わない」と判断するのは必ずしも正解とはいえません。
220円(1株益)×30倍(PER)=6600円(株価)
220円(1株益)×40倍(PER)=8800円(株価)
PER=株価÷1株益 ⇒ 1株益×PER=株価
つまり株価は6600円、8800円でもおかしくないということ!なのに今の株価は3000円!!PER30倍だけど割安になるということです。
重要なのは結果の実績PERよりも未来の予想PER。現在進行中の今年度の業績がどうなるかということになります。
成長株のPERは成長率の1倍が平均!!
会社の成長期待が高ければ高いほど当然PERも高くなってきますが、例えば今後年間10%のペースで利益成長する会社で考えた場合、3年後の1株益は1.1×1.1×1.1となるので1.3倍となり、平均的な水準の15倍×1.3倍でPERはおよそ20倍となります。
同じように考えると成長率20%の場合は、1.7倍(1.2×1.2×1.2)で15倍×1.7倍=PER25倍、成長率30%の場合は15倍×2.1倍=31倍、成長率50%ならおよそ50倍というように、成長株の平均的なPERはおよそ1倍となり、成長率とPERの値はほぼ同じとなるようです。
しかし成長率100%を超えるような会社は、いつまでもこの成長率を維持することは難しいため、成長率も乱高下する可能性が高くなり、PER100倍以上であれば必ずしも大丈夫と考えて株を買うのは早計です。
そのためどんなに成長性が見込めても、PERが100倍以上の株には、極力手を出さない方が無難だと思います。
成長率はどう見積もる?
成長率とPERの関係について説明してきましたが、そもそも成長率とはどのように確認すればよいかというと、純利益や1株益で考えた場合、一時的な要因が混ざってきてしまう可能性があるので、営業利益と経常利益の成長率を参考にするのがいいと思います。
たとえば成長率が今年20%、来年30%、再来年25%というように、将来のことについては不確定要素も多くなってくるため、成長率は1番低い20%で考えるようした方が無難であると思います。
まとめ
まず大前提として、自分が理解できない会社には投資はしないことをオススメします!
そのため最初の銘柄選びは、自分の好きな分野や得意な分野を選ぶのがいいと思います。
なぜなら、株を購入する会社を知らないことは危険であり、購入した後も不安になって疲れてしまいます。