以前よりひとりでコソコソ株式投資をしていましたが、最近旦那にも一緒に勉強してもらおうと株式投資歴20年のもひこは、はばっちに少しづつ株式投資を覚えてもらうことにしました。
***目次***
株価チャートを見ていこう
チャートとは1日、1週間、1ヶ月といった一定期間の株価をグラフ化することで、見やすくしたものです。ただ株価を見ただけではその株がいま安いか、高いかを判断することができませんよね。そこで確認するのがチャートとなります。チャートの基本は、ローソク足と出来高でできていて、株価チャートは株の動きを示すグラフと、取引された株数を出来高として示す棒グラフから成り立っています。
チャートの基本 ローソク足
ローソク足とは始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)といった株価の動向を示す4本の値段を1本の線で表しているもののことであり、形がローソクに似ているためローソク足と呼ばれています。目先の相場展開を予想したり、相場の強弱を見るものとして使われます。ローソク足はチャート(値動きのグラフ)を書く場合に用いられ、相場の方向性(トレンド)を視覚的に読み取ることができます。
ローソク足には日足、週足、月足などがあり、短期のトレンドを見るには日足(ひあし)、中期には週足(しゅうあし)、長期には月足(つきあし)が向いていると考えられます。
始値(はじめね):日足(ひあし)では1日の1番最初についた株価のこと。週足(しゅうあし)は1週間の間で一番最初についた株価のこと。月足(つきあし)は1か月の間で一番最初についた株価のこと。
終値(おわりね):日足では1日の一番最後についた株価のこと。週足は1週間の間で一番最後についた株価のこと。月足は1か月の間で一番最後についた株価のこと。
高値(たかね):日足では1日の中での一番高い値段のこと。週足は1週間の中で一番高い値段のこと。月足は、1か月の中で1番高い値段のこと。
安値(やすね):日足では1日の中で一番安い値段のこと。週足は1週間の中で一番安い値段のこと。月足は1か月の間で一番安い値段のこと。
チャートの基本 移動平均線
移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算することにより、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなり、現状の株価を表すローソク足と組み合わせて、株売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。
相場が今、どこにあるのかトレンドを確認する
相場には大きな流れがあります。株価チャートを見るときに大切なのは株価の相場(流れ)を意識すること。上昇相場、下降相場、持ち合い相場など、全体を見たうえで、どのような売買をするのかの投資判断を行います。
上昇相場
上がったり下がったりしながらも全体として上昇しているときは買い時!!
ただし、上昇相場から下降相場に代わるタイミング(頂点)で買ってしまうと、損をする可能性があるので注意が必要!
下降相場
上がったり下がったりしながらも全体として下降しているときは買わない!!
上昇相場に変わるタイミングを待つ!!
持ち合い相場
上がったり下がったりしながらも全体として横ばい。「ボックス相場」ともいう。
横ばいの時は上下幅が大きければ下がった時に買って上がった時に売る。
上下の幅がせまいのは「もみ合い」といって、急激な上昇もしくは下降が来る可能性がある!
アサヒビールのチャートを見てみよう!今の相場のトレンドはどうなっているかな??
6か月(日足)
1年(週足)
5年(月足)
ローソク足の色はどうなってる??
アサヒビールは買いなのか??※2021年9月時点
ここまでで、株の割安度を測る「PER」、1株純資産の「PBR」、チャートの基本であるローソク足の見方、移動平均線からの「トレンド」までを確認してきました。
■PER(株の割安度)
世界平均で考えると15倍以下ならお買い得。
近年の東証1部で考えると、おおむね25倍くらいまでなら検討の余地あり。
■PBR(1株純資産)
通常は1倍以上、1倍近くまで下がると買いのチャンスである可能性あり。
■トレンド(株価の動く方向)
上昇相場なら買いのチャンス、下降相場なら買ってはダメ、横ばいの時は売買のタイミング次第、もみ合いの時はチャンス前兆の可能性あり。
アサヒグループホールディングス(2502)
- 決算月12月
- 株主優待権利確定月12月
- 配当金確定月は6月と12月
- 20年6月配当金は1株あたり53円、12月は53円(年間106円)
- 21年6月配当金予想は1株あたり54円、12月予想は55円(年間予想109円)
- 今期の予想PERが17.68 倍
- 来年の予想PERは、現在値が5,443円、22年12月予想の1株益が 305.9円なので17.79倍。
- PER 15倍以上だけど25倍以下
- PBRが1.61倍で、自己資本比率が34.15%
長期保有を前提に考えると、アサヒビールの株はPER、PBRともに悪い数値ではないがよい数字でもない!上昇トレンドであるが長期相場はボックス相場の高値にいるので、高値掴みとなる可能性もある。コロナの影響はあるけど、業績・配当金ともに安定しているので検討の余地はあると思います。
しかしながら、投資目的で考えると現段階ではあまり大きな株価上昇は見込めないため、優待目的でない場合は必ずしも今が買いであるとはなりません。
株の購入には売買単位っていうのがあるんだ・・・
アサヒビールは最低100株からの購入になるよ。
はばっちのお小遣いじゃ足りない。。。
でも売買単位は銘柄によっても違うから焦らないで、はばっちでも買えるお買い得な銘柄を探してみようよ!
まとめ
ここまでは、株式投資を行う上で最低限覚えておかないといけない基本中の基本となりますが、当然これまでの事以外にも、投資の目的によって押さえておくべき項目が多岐にわたってきます。
じゃあ次はスクリーニング機能の使い方を見てみよう!!